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環境ジャーナリスト

ボクの大好きなというか尊敬する環境ジャーナリストに「枝廣淳子」さんという方がいます。
彼女が発行するMLに登録し、毎回、様々な情報をいただいています。
今回いただいた情報には洞爺湖サミットについての想いが記されていました。

うん。そうだよ。そのとおりだよ。

何度もうなずけるメッセージでした。
MLの性格上すべてを記すことはできませんが少しだけ・・・




温暖化も食糧もエネルギーも貧困も、みんなつながっているひとつの問題です。そのどこの観点から見るかで、「エネルギー問題」と言われたり、「食糧問題」と言われたり、「温暖化問題」と言われている。こういったつながった問題として理解することがひとつ、大きなポイントだと思います。

もうひとつ大切なのは、つながった問題という理解をすればわかることですが、温暖化は問題そのものではないということです。温暖化は、より深い問題の症状にすぎません。ですから、魔法の杖で温暖化の問題を消したとしても、同じような問題が必ず出てきます。

根本的な問題は何かと言うと、「有限の地球の上で、無限の成長を続けようとしていること」です。それが地球の限界にぶつかっている。二酸化炭素の吸収量という限界にぶつかっているから温暖化が起きている。持続可能に地球が提供できるエネルギーという限界にぶつかっているから、エネルギーの問題が起きている。

つまり、私たちが本当に考えないといけないのは「成長」です。どこでどのような成長をどれぐらいするのがいいのか。何でも成長すればいいという時代は、もう過去のものだと思っています。

そういった大事なこと--つまり、本当の幸せって何だろう? 私たちは何のために生きているんだろう? 経済は何のためにあるんだろう?

そういった本当に大事なことを考える。そのために立ち止まったり、思いをはせたり、そのための時間をつくることが、そのためのきっかけを提供することが、おそらくいま、忙しくて“それどころではない”先進国――だからどんどん、もっともっとと成長に走ってしまう--には大事なのではないかなと思います。



まさにそのとおり。
素晴らしいメッセージだと思いませんか。
こんな想いを持って各国の首脳が協議をすれば、問題に対する素晴らしい解決策が生まれてくるのに… と心から思います。

by peace-corgi | 2008-07-10 21:38